2011年12月22日木曜日

朝日カルチャー横浜 探鳥会

12月21日
朝日カルチャーセンター横浜の講座
「知っておきたい日本の鳥-秋~冬編-」
の探鳥会が、タゲリ米田んぼ周辺、小出川沿いで行われました。

●ガイド講師は NHKラジオ 日曜あさいちばん 『季節のいのち』( 毎日曜日5:20前後~)でお馴染みの安西 英明さんです。

▲ 安西さん 写真右 (※)

コースの最後に田んぼに寄っていただき、会代表の鈴木からタゲリ米の取り組みや、野鳥をはじめ、様々な生き物が四季を通じて訪れ暮らす様子についてご説明させていただきました。あわせて、小さなおにぎりを召し上がっていただき、タゲリ米や黒米の小袋をご用意してご購入頂きました。
寒い中でしたが、みなさんに喜んでいただきました。
感謝です。


冬の タゲリ米田んぼと小出川。
カルガモ、ヒドリガモ、それから今年生まれのバンの子どもなどが泳いでいました。

2011年12月21日水曜日

高校で授業

11月22日

茅ヶ崎市の鶴嶺高校で、生徒さんにタゲリ米の取り組みを紹介しました。

これは、同校の人権教育の取り組みに、茅ヶ崎市市民サポートセンターが協力して、市内の市民グループに、それぞれの活動に基づいた特別授業をしてもらうという取り組みです。

三翠会では、「人権を守る事」と「周辺で暮らす生き物(此処では田んぼで暮らす生き物)が生きる権利を守ることは、生存基盤の環境を通してリンクしていて、米作りを通して生き物のすみかを守ることは、また、人の生きる権利も守ることにつながる…というお話をしました。
■授業風景
   
▲ 授業では、農水省管轄の農村自然回復モデル事業の時に作ったブックレットをプロジェクターで見てもらいながら、米作りが多くの生き物に生存の場所を提供していること。
さらに、温暖化防止などの環境保全や防災などで面で、人の暮らしも守っていることをお話ししました。
  
▲授業には、1年生19名の生徒さんが参加してくれました。
サポート役の会員小林さんの感想です。
「19人も今回の授業に聴講生が来ていただいたことに感動を覚えました。また正味60分の授業に対して鈴木さんの熱っぽい講義のために10分以上経過したにもかかわらず、最後まで静かに聞いていただいたことに感謝したいです。この授業の後は昼食時間でしたので普通はそわそわするものですが、そんなことは全くありませんでした。そわそわしていたのは先生のほうではなかったでしょうか。」
授業風景がよく目に浮かびますね。
【生徒さんたちからの感想】
熱心な感想をお寄せ頂きました。本当によく話を聴いてくれたようで感心しました。ここにある言葉は、私たちの活動をそのままわかりやすく伝えてくれています。
本当に感謝。長くなりますが、全員分の感想を抜粋しながらご紹介します。
・小学校の頃から、田んぼには生物がいることは知っていましたが、想像以上の数が、いることを知りました。
・この近くの地域のことについてよく知ることができました。…もっと時間をかけて紹介して欲しかったです。さらに興味をもつことができてよかったです。
・今日、三翠会の活動を知り、様々なジャンルに携わっていることが分かりました。…普段私達が当然のように目にしている、数々の自然は、様々な方々の努力や思考によって維持されて(いるのですね)。今まで以上に自然環境の保全活動や進化を追求してみたいと思います。
・今日のたんぼ塾でお米に対する自分の考えがかわることができた。今、たんぼがあるおかげで、多くの生き物たちが生きることができているなんて思いもしなかった。…自分もたんぼを守る活動をしたいなと思った。
・身近にも農業をしている人がいると知り、驚きました。田んぼを守ることによって多くの命もまた守られると知り、もっと多くの人が田んぼの大切さを感じて、お米を食べる様になればいいなと思いました。
・田んぼのことがよく分かった。お米は昔から日本の文化だし、それに関わっている植物や生物などの自然保護もとても大切だと思った。湘南に住んでいるからには、1回くらいタゲリ米というお米を食べてみたいと思った。
・まさか茅ヶ崎で米を作っているとは思ってもいませんでした。しかも黒米とは・・・、驚きです。
今日この講習を受けられて本当に良かったと思っています。田を作ることの大変さ、タゲリを守るために苦労してきたことなど身に染みてきました。
・田んぼ、子どもの頃から、好きだったけど、こんなに、人や動物と密接に関わっているのは知らなかったです。
・三翠会の黒米が食べてみたいと思いました。三翠会の活動のおかげもあって、水田の生き物などの命も守られているのだと思った。
・田んぼと色々な生き物が関わっていると知って私も1つの活動をとおして、いろいろな事や人のためになりたいと思いました。人と人のつながりもとても大切にしているんだなと思いました。
・田んぼには、米を育てるだけじゃなくて、遊水地としての役割や、ヒートアイランド抑制する、水田の経済効果があることを知って、とてもびっくりした。
・田んぼが米を作るだけでなく生き物たちの住みかになったり環境のために大事な役目になっていることを知った。田んぼを守るために、お米を食べ続けていこうと思った。
・(市外出身の私は)鶴嶺高校に来て、茅ヶ崎で田んぼや畑をみたことがなかったから、今回のお話で茅ヶ崎にも田んぼがありいろいろな活動をしていることを知って、なんとなく茅ヶ崎に近づけたような気がしました。今回は本当にありがとうございました。
・毎日食べているお米に対しての興味がさらにわいた。これからもお米を食べていけるといいです。
・お米を作るためだけに田んぼがあると思っていましたが、田んぼがあるだけでたくさんの生物を保護する役割もあると知って驚きました。お米を買うだけでも田んぼを守ることに関わると知り、将来お金に少し余ゆうがあったら、タゲリ米を買おうと思いました。

県立鶴嶺高校(茅ヶ崎市) 1年生 人権授業(タゲリ米クラス) みなさんのご感想
※ 参加スタッフ 鈴木國臣 、小林範夫、
熊澤さえ子