2015年9月23日水曜日

架け干し

清々しい空気と秋空の下、昨日の稲刈りを受けて今日は、架け干しです。
昨日の稲刈りでは妙齢の女性が頑張りました。今日は打って変わって年齢層はぐっとアップしましたが、気持ちだけは負けてません!
後半、段々皆言葉少なでしたが、午後からの防鳥糸張まで何とか終えることができました。
今週末には、いよいよ脱穀です。天気が良ければ良いのですが・・・。
空では、チョウゲンボウの鳴き声が・・・。チョウゲンボウにカラスがチョッカイを出していました(最近よく見る光景です)。
参加されたみなさん、大変にお疲れ様でした。



2015年9月21日月曜日

タゲリ米の里観察会

みなさん
タゲリ米の里観察会が、919日(土)日本野鳥の会神奈川支部と合同で行われました。
前日までは雨模様でしたが、当日は晴れてすっきりとした秋空でした。
野鳥観察は勿論ですが、この探鳥会には珍しく投網調査を見ることができます。
水生生物調査リーダーの森上三翠会前代表には、副リーダーの投網にかかった魚類などを一つ一つ丁寧に説明していただきました。獲れた魚類などは、以下の通りです。
アユ、ウグイ、カマツカ、ギンブナ、オイカワ、ヌマエビ、ミゾレヌマエビ、モクズガニなどなど・・・。
特にアユが獲れたことには皆驚きでした。
七十二侯では、「つばくら去る(燕の姿が見えなくなる)」頃ですが、タゲリ米水田にはまだツバメが盛んに飛んでいました。また、ノビタキに期待していましたが、2羽農道にやって来てくれました。
いやぁ暑かったですが、とっても気持ちの良い一日でした。
参加されたみなさん、楽しんでいただけましたでしょうか?
ありがとうございました。
【鳥合わせ】
カルガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、コサギ、ダイサギ、トビ、チョウゲンボウ、カワセミ(声)、コゲラ(声)、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、メジロ(声)、ムクドリ、イソヒヨドリ、ノビタキ、スズメ、カワラヒワ、ハクセキレイ、イワツバメ、ドバト








2015年7月20日月曜日

暁の祭典 浜降り祭 2015

720 暁の祭典 浜降祭が、茅ヶ崎海岸で開催されました。
会場は、虹がかかり、西には富士山が見える地元絶景の場所です。

430分から順次、茅ヶ崎・寒川から集まってきた神輿が入場してきます。

タゲリ米田の鎮守様西久保「日吉神社」の神輿がやってきました。一際綺麗です。
鈴木代表に現地でお会いしました。法被姿が決まってますねぇ!

鈴木代表のタゲリ米田から奉納された稲穂を咥えた鳳凰の乗った住吉神社神輿もやってきました。

海に入る神輿もあり、会場は大盛り上がりです。
「ドッコイ! ドッコイ!」と独特な掛け声で足並みを揃えながら力強く担ぎます。

パブリックビューイングには、服部市長が映っていました。

年に一度の茅ヶ崎らしさのある思いっきり地元の夏の祭典でした。

関連HPです。↓











「浜降り祭」を迎える南湖住吉神社へ湘南タゲリ米の若苗奉納!

祭典「浜降り祭」を迎える南湖住吉神社へ湘南タゲリ米の若苗奉納!
「暁の祭典浜降り祭」を明日に控え各神社神輿も氏子役員総出で飾りつけの事でしょう。
今年も南湖下町の住吉神社と神輿世話人代表が西久保湘南タゲリ米の里に見えられました。
タゲリ田に竹笹にしめ縄を張りお出迎えしました。
しっかり根付いたタゲリ米株から良い株を3株ほど選び用水路で根洗いし代表にお渡ししさせて頂きました。
禊神事に五穀豊穣を願い山~川~田~海の幸併せて多かれと願い
今年も献上できる喜びに感謝し奉納させて頂きました。
さて、若苗はどこに使われるのでしょうか?






2015年7月19日日曜日

「魚しらべ」中干し終了翌日の調査

「魚しらべ」中干し終了翌日の調査結果
導水開始翌日の調査をしてきました。中干しは7月11日早朝~18日早朝のちょうど1週間。この間、11日~15日の5日間は快晴、高温。その後2日間は台風の影響で雨。12日、15日の報告はすでにさせてもらいました。
今回は、中干しで退避したそ魚たちはその後どこに行ったか?三翠会の設置した魚道下水路の退避プールは役立っているか?についてを確認するために「しらべ」を行っています。活動の写真を紹介します。
結果は、導水直後ということもあるでしょうが、まだ魚道を伝っての遡上は確認できませんでした。また、田んぼに給排水する周囲の水路には魚類は戻っていませんでした。
一方、魚道下のプール(常時水深10cmの部分は全長約150m)のうち、クズなどの蔦類に深く覆われ、鳥や人が容易に近づけなくなっている50mのほどの区間のプールには非常に多くの当歳魚(ギンブナ、モツゴ、モクズガニ)が確認できました。なぜかメダカも。12日に多数見られたナマズ幼魚は1匹も見られず、みんな川に帰って行ったのではないでしょうか。
また、上記の下流側のプール(開渠で蔦は撤去されている部分)には少数のドジョウ以外はほとんど確認できませんでした。おそらく、蔦類で人間が近づけない(例えば、魚取りに来た親子)、日光が差し込まない、鳥に襲われないなどの環境が違うせいではないでしょうか。
今回の一連の中干しに関連した「魚しらべ」はこれで一旦終了です。田んぼのさかなたちの行動が少しは分かった気がしますが、中干し前後の天候や田植え以降の大水の有無、個別の田んぼの導水状況など影響が大きいことは確実で、長い期間見ていかないと本当のことはわからないでしょう。中干し時の魚類退避プールも完全に機能していることもわかったことは収穫でした。
確認された水生生物:
スミウキゴリ、ギンブナ、モツゴ、ドジョウ、コイ、メダカ、イトトンボヤゴ、モクズガニ、ヒメガムシ、オタマジャクシ(ウシガエル?)、ヒメタニシ

















2015年7月15日水曜日

「魚しらべ」中干し入り翌日の調査結果

「魚しらべ」中干し中日の残留魚調査
中干し開始後4日めの7月15日の朝9:00。11日から好天、高温続きで水の抜けた田んぼはほとんどからっから。一部、ひび割れも入っていました。そんな中、三翠会メンバーと神奈川県のさる機関の水生生物専門家も来ていただき、調査を開始しました。

さて、残留魚(=逃げ遅れて乾いた田んぼに残った魚)はどうなったでしょうか?12日の流下魚が相当の数にのぼっているので逃げ遅れたやつも天文学的だったでしょうか。
「調べ」状況は以下の地図と写真です。例えば調査した3面(地図で緑色のところ)のたんぼのひとつの18mx50mの田では一部に干からびたギンブナ他の群(10尾以内)が数箇所あったのみでした。数え落としもあると思われますが1面の田んぼで残留魚は100匹以内。それに対して1回の流下調査で200匹以上の魚が流下していました。
以上の結果と12日の結果と合わせて考えると、中干しであっても魚道を伝って魚たちはかなりの数が逃げられていることになります。(定量的なことは言えませんが数10%が逃げている?)
今までの中干し時の残留魚の観察結果では、極めて多数の魚が残留し、生存率は高くない(数%以下)と推定される年が多かったと思います。しかし今回は明らかに生存率がかなり高いことは明らかと思いました。
このような毎年の変化はまだ理由がはっきりわかりませんが、中干し前の天候や田んぼの水位、個別の田んぼの水運用などが影響しているかもしれません。今後できれば毎年「魚しらべ」を行って、専門家の分析や稲作農家の経験智を借りつつ、生息数が多くかつ生存率の高い条件は何か確かめていければと思っています。