【16日】
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用水路に仕掛けた定置網を引き上げる Photo. by M.Hirata (三翠会) |
まず16日。この日は夏の観察会を予定していました。
参加者のみなさまに、魚道を通って遡上する魚を見ていただこうと、前日、魚道から田んぼの間を流れる用水路への入り口に当たる箇所に定置網を仕掛けておきました。
残念ながら、朝から雨となり観察会は中止。
会員だけで、成果を確認することになりました。
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ウシガエル…Photo. by M.Hirata (三翠会) |
この日は午前6時頃から雨が降り始めましたが、前日まではしばらく雨がなく、用水路の水かさは少ない状態でした。
魚の遡上は、用水路の水量に影響されるのか、網の中にも魚はおらず、代わりに、写真でご覧の様に、大きなウシガエルがいました。(ちょっと、がっかり)
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用水路から遡上した様子は見られず、どうやら、ビオトープの中で生まれた子どもたちのようです。
【17日】
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用水路の定置網 Photo. by M.Hirata (三翠会) |
16日はそのまま雨となり、用水路の水量は次第に増して行きました。
そこで、夜もう一度網を仕掛けて翌日17日に再チャレンジを期しました。
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網を開けると…Photo. by M.Hirata (三翠会) |
網を開けるまでは、数尾のナマズやフナが確認されましたが(写真)、いざ引き上げてみると予想を
はるかに超える大漁でした。
駐車場でタモ網に入れようとしたのですが(写真)、元気が良すぎて飛び出し対応しきれません。
また、ヒレなどが網にかかって取れなくなる魚もあり、なかなか時間がかかりました。
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たくさんのナマズやフナ Photo. by M.Hirata (三翠会) |
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トロ箱に納めて、ようやく成果の確認ができました。
メジャーで寸法を測ると(写真)ナマズのメスの大きいもので63㎝、ナマズのオスの小さいもので30㎝。
合計でナマズメス4尾、ナマズオス6尾、フナ6尾。
よくもまぁ一度にこの定置網に入ったものです。
遡上の凄まじさが伝わってきます。
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田んぼの間を流れる用水路を泳ぐ大ナマズ Photo. by M.Hirata (三翠会) |
定置網をかけていない北側、土掘用水路の様子を見に行きました。
するとメスと思われる大きなナマズが1尾、水路に居るのを発見(写真)。
水路出口手前を泳いで悠々と水路の奥へ泳いで行ってしまいました。
遡上は既に確認できていますが、やっぱり現場で見る迫力は格別です。
物凄いものがありました。
定置網引き上げ参加の皆さん(鈴木、森上、樋口、小林、平田)、お疲れ様でした。
▲ビデオ撮影版 by K.Higuchi 三翠会
参考 田んぼと用水路(模式図)
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※注 実際の田んぼの状況とは異なります。
写真 & レポート by.M.Hirata
ビデオ撮影 by K.Higuchi 記事編集 T.Sakurai
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