2012年7月6日金曜日

上智大学の授業「持続可能な社会づくりと環境教育」で三翠会の取り組みが紹介されます。

昨年、会員の一員としてタゲリ米の活動を卒業研究にまとまられたIさんをご指導頂いた吉川まみ先生(東京都市大学特別研究員、上智大学講師)が、上智大学で「持続可能な社会づくりと環境教育…社会的弱者優先の思想と現実をつなぐ実践事例に学ぶ」をテーマとした講義を行なっています。その中で、国内外の様々な取り組みとともに、タゲリ米の活動について以下の様な内容で、一時限をさいて紹介していただきます。


8.持続可能な社会づくり実践事例(5)国内編:衰退産業従事者を優先して
(市民グループの“生き物ブランド米”の取組みよる、経済と自然保護の好循環)



●先生の講義概要によると、「1982年の地球サミットをきっかけに、環境問題は経済活動と開発や、その他国内外の様々な社会問題と不可分の関係にあることが広く知られるようになり」、

「1997年の国際会議では、「環境教育」を「持続可能性のための教育と呼んでもかまわない」と宣言され」

さらに、
 「2010年3月11日東日本大震災を経験した日本で、安心安全で持続可能な社会の構築と、その担い手育成という意味での環境教育の役割と意義はますますその重要性を増しています。」

講義では、「 ”(社会的弱者優先)の思想が、持続可能な社会づくりへの取組みの中でどのように活かされているのか」を、国内外の事例… 震災被災者、障害者福祉、学校教育(子どもの貧困など)、高齢者福祉、タゲリ米の活動による都市近郊小規模農業、川崎・四日市の公害克服の歩み、ジャマイカ&ドミニカ共和国、インド先住民での持続可能な社会援助の取り組みなどの紹介…を通して、「環境教育はいかなる役割と意義を持つのかを」考え、学んでいくそうです。


環境について学ぶことは、公害の防止や自然保護にとどまらず、貧困や経済格差の解消、持続可能な産業や地域経済、負荷や危険をもたらさないエネルギーの確保や開発など、持続可能な社会のための様々な課題と切っても切れないのですね。

確かに、タゲリと田んぼを守る活動でも、地産地消や地域文化、学校教育、都市環境の保全、防災、エネルギーなど、…社会の持続可能のための様々な課題が繋がっていることを感じます。



参照元 上智大学 授業シラバス(学習計画2012/05/30 現在 より


編集 T.Sakurai

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