2011年9月22日木曜日

9月15日、湘南タゲリ米の収穫が始まりました。

先陣を切ったのは小西さんご一家。
会員や小学校の体験作業など、いつもお世話をいただいています。
茅ヶ崎西久保で取れる湘南タゲリ米は、地区の約25軒の農家のお米です。

バインダー…稲を刈りながら結束していく機械です。

はざがけ…刈り取った稲は、田んぼに立てた支柱に吊るして干していきます。

黄金色に染まった田んぼ。
稲穂の色は豊かさの象徴。2000年来私たちの記憶の中に生きています。
これを見ると、とても豊かな気持ちになります。
(もし、これが札束だったら…と想像してみましたが、同じように豊かな気持ちになれるでしょうか?)

タゲリ米は、キヌヒカリと呼ばれる品種です。
神奈川県で最も多く栽培される品種です。背丈が低く、台風による倒伏の被害を受けにくく、お米は絹の様な輝きがあるのでこの名があります。コシヒカリに比べるとあっさりとした食味が特徴です。
キヌヒカリの味の特徴は、ご飯がさめても適度な弾力と粘りが保持されることです。そこで、おにぎり屋やお寿司、また、ピラフなどの洋風料理に最適です。コシヒカリなどの柔らかく粘りの強いものと使い比べてみると、その良さがよくわかります。

こちらは黒米の稲。
昨年のような高温障害もなく、美しい黒に染まっているようです。
ご好評につき、今年も黒米を付けたセットも販売します。

稲は品種によって、株の姿や色が異なります。
黄金色のキヌヒカリに対して、手前の緑が餅米。

ゲリ米の田んぼの脇を流れる小出川。
都市を流れる河川ですが、両岸は昔ながらの土の堤が残されています。
現在ではほとんどがコンクリート護岸がなされる中とても貴重な風景です。


田んぼと小出川を行ったり来たりしているカルガモ親子。
みんな大きくなりました。

こんな風景が湘南茅ヶ崎の地に残されています。
これは、この地の農家の皆様の努力と、今年で11年目になる「湘南タゲリ米」を支えて下さるご購入者様の賜なのです。

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