2013年8月18日日曜日

水生生物調査

2013年8月17日(土)
全国水生生物調査の依頼に応じて調査が、小出川萩園橋下で行われました。
残念ながら環境指標種となる生物は確認できませんでしたが、カワアナゴ、ハゼの仲間、エビの仲間、カニの仲間、フナ、コイ、モツゴなどを確認することができました。
胴長がダイエットスーツようでしたね。暑かったぁ~!
参加された皆さん、大変お疲れ様でした。


 
 


                             (写真1)↑
                            (写真2)↑
                            (写真3)↑
以上3枚の写真
[カワアナゴ 20㎝ ] 以前の調査でもこの場所で25㎝余りの大物が採取されました。
 この場所がカワアナゴにとっては居付き易い環境なのかも知れません。写真で分かる
 ように背から頭部、吻まで上部は平たくなり、 体側から腹部まで幅広く暗色帯であるの
 が特徴。小出川ではたまに小さい物が採取されていますが、これ程の大きさの物は、
 調査では3度目です。最初に記録したのは旧相模川橋脚保存の池で25㎝程のものが
 採取されました。成魚の最大体長は25㎝と図鑑には記されていますので茅ケ崎の調査
 では最大の体長の物が2度で今回はそれに次ぐ大物です。 
 神奈川県のレッドデータでは絶滅危惧種。
 
                             (写真1)↑
                             (写真2)↑
                             (写真3)↑
以上3枚の写真
[ゴクラクハゼ] です。一見してこれに似たハゼは多い。背鰭の模様から背、側面の柄模
様の似たハゼの仲間は多い。目の下から頬にある、かなり明確な数条の柄模様がある
が尾鰭に縞柄がほとんど見えないのが特徴である。
   


  (写真1)↑


最後の写真
[ミゾレヌマエビ] 背の正中線が幅広の黄土色の帯になっていて体色は暗褐色~暗緑
であるのが特徴。側面より見ると額角は長めで日本刀のように上方に少し反っている
のも特徴。
 

写真は無いが
[スジエビ] 4尾
 
[トウヨシノボリ 幼魚1] 100種近いハゼの仲間には幼魚の体の柄模様が似た物は
多い。頭部、背鰭、背から体側、胸鰭、尾鰭など各部の微妙な違いや共通点を図鑑
写真と持ち帰った実物を比較 し、絞り込みやっと見出したのがトウヨシノボリであった。
 
☆ 今回の調査は全国水生指標生物調査でしたが採取が全く出来ませんでした。全く
     採取できる生物がなかったのも調査報告となります。
 
以上説明文 森上義孝

 

text&photo by M.HIRATA

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