2012年9月7日金曜日

新聞にご紹介

タゲリ米の田んぼが、水と緑のネットワーク百選に選定されたのを機会に、三翠会とタゲリ米の活動が新聞に紹介されました。





2012年9月5日水曜日

新聞の取材、田んぼの草取りなど

● 9月5日午前
タゲリ米の田んぼで、朝日新聞社の取材をお受けしました。


  
 頭をたれた稲穂を前に…。魚道を紹介。 
  
農家( 生産組合長)にインタビュー。これまでの三翠会の歴史や活動についてお話しました。 



● 午後からは、稲穂に群がる雀の群れを観察したりしながら草取り作業をしました。

●スズメの行動観察 
 
 たわわに実った稲穂。中のお米もほぼ熟して刈入れを待つばかり。
しかし、収穫を心待ちにしているのは人間ばかりではありません。スズメ、ハト、カルガモなどがやってきます o(*≧□≦)o
 
スズメたちは、50~100羽くらいの集団になってやってきます。しかし、バラバラに 行動しているのではありません。
常に周囲を警戒しながら群れでまとまり、田んぼに隣接する学校施設の樹木(写真右)を”ベースキャンプ”にして、田んぼとの間を往復していました。人や車が近寄ると、すぐに”ベースキャンプ”に戻ります。
そこで、スズメたちに狙われる場所は、”ベース基地”に隣接する道路沿いの田んぼに集中してしまうようです。
 
 もちろん、農家の人達は黙って見ている訳ではありません。
対策その1…案山子(かかし)。
 
 対策その2 防鳥ネット
これは効果が高いのですが、でも、スズメたちは道路沿いに降りたりして、網の脇から稲穂を引っ張ってつまんでしまうので完璧ではありません。
 
  
 対策その3
キラキラ光るテープを張る。
 対策その4
鳴り物(食品トレーを最良。風が吹くと棒にぶつかりカラカラと音を出す)
 
 川沿いの土手の茂み(写真左)を”ベースキャンプ”にする場合もありました。その際は、いったん、駐車場を中継地にしていました。写真赤の楕円で印をつけたところに居ます。
 
 ●田んぼの草取りとビオトープの植物
 
 田んぼでは、イヌビエ(写真右、ススキのような姿)、コナギ(写真左)などの雑草がありました。

すでに稲は胸ほどの背丈に育っていますので、葉や稲穂をわらをかき分け、かき分け、茂みの中に顔を潜り込ませて草取りしていきました。

稲の葉には珪酸分(岩石やガラス、水晶を作る成分)がたくさん含まれているので、顔に当たるとチクチクとたいへん痛いです。

この日も残暑が厳しかったのですが、田んぼを渡る風はなんとも言えず爽やかでした。目の前をたくさんのトンボが行き交う姿に慰められ、時々高く飛び上がりながらさえずるセッカの鳴き声が耳に心地よかったです。
 
 田んぼの一角には、茅ヶ崎市の下水道建設課の看板があって、茅ヶ崎のマスコットキャラクター「えぼし麻呂とミーナ 」が防災(洪水)効果があることを解説してくれていました。 
 
田んぼエリアの一角にあるビオトープをのぞいて見ました。  
 
水面は一面、ヒルムシロという植物で覆われていました。
 
 その間から、オモダカの白い美しい花と矢じり型の葉ものぞいていました。縁起物として正月のおせち料理に欠かせない「クワイ」の野生種です。
 
 ビオトープの水は太陽電池パネルを電源としたポンプで地下水を組み上げて供給しています。ギンヤンマ、何種かのイトトンボがたくさん訪れていました。ハグロトンボの姿も見られました。
 
 各農家(及び市民グループ)単位で、今月中旬頃から、順次稲刈りが始まります。写真は、黒米の稲穂。最初に紹介した稲(品種キヌヒカリ=タゲリ米になる)に比べると、全体に黒っぽい。

写真 & テキスト by T.Sakurai

2012年8月27日月曜日

タゲリ田んぼ 観察会のお知らせ



いつもご購入ご支援ありがとうございます。この時期タゲリは渡ってきていませんが、秋、黄金色に色づく田んぼと、色づく彼岸花の里を歩きながら、野鳥達を観察する企画を立てました。ぜひご参加ください。

【日時】2012年 922日(土)午前900

【集合】JR相模線香川駅改札前

【解散】午後   130分頃  茅ヶ崎市西久保バス停

【みどころ】秋のタゲリ米の里と小出川を初心者向けでゆっくりご案内します。渡り鳥のノビタキに期待。魚道や、ビオトープなど、自然再生の取り組みもご紹介。農家の方のお米作りの話等も聞いてみます。(野鳥の会神奈川支部初心者探鳥会と合同です)
【担当】樋口(09018470794

【申込】不要 直接集合場所にお越しください。
【雨天】中止 (中止の連絡は無し)
【持ち物】お弁当 (自治会館で昼食)、飲み物、帽子、雨具、歩きやすい靴(運動靴などでOK)、あれば図鑑や双眼鏡
【トイレ】駅と自治会館にあり
【健脚度】なだらかなコースを5kmほど歩きます。


 ◆案内ちらし>>
http://sannsuikai.eco.to/pdf/2012/kannsatukai-guide-2012-09.pdf

関東・水と緑のネットワーク百選 に選ばれました。

8月26日関東・水と緑のネットワーク百選…主催:(社)関東建設弘済会 (公)日本生態系協会 選定賞授与式に出席しました。


これは、都市化の波に荒らされる関東地方を対象に、「川や池、湿地、海辺といった」水辺や「雑木林や草原などの」緑地の保全活動を行いながら、「多くの生きものたちとともに暮らす生活を取り戻す必要性を感じて」活動を続ける地域や団体を、『関東・水と緑のネットワーク拠点百選』として選定し、活動に必要な「費用負担、技術アドバイス、広報など様々な方法で、応援」してくれる事業です。


三翠会は、これまでの10数年に渡る活動が評価されて、今年度『百選』に選定されるとともに、引き続き必要な、ビオトープや田んぼ用水路などでの自然環境アップの取り組みにご援助いただけることになりました。
受賞スピーチをする鈴木代表

認定証
今年度の表彰団体は11団体。NPO、中学校、任意団体といろいろで、株式会社も受賞していたのはびっくりです。神奈川県では、私達の会とともに、「鎌倉広町緑地」が受賞しておられました。




レポート&写真 K.Hiraiwa

2012年8月26日日曜日

日吉神社例大祭

8月26日
タゲリ米田んぼのある地区の氏神、茅ヶ崎西久保 日吉神社の例大祭が今年も行われました。


毎年、収穫月の9月を前にした8月末に行われます。

台風などの災害を抑え、無事豊作に至ることを神に祈って、あらかじめ祝うお祭りになっています。
どうか、今年も美味しいお米がとりますように。



夜には境内で、昔ながらの村芝居やマジックショーが演じられ、楽しい一夜を過ごしました。


写真 K.Suzuki

2012年7月7日土曜日

田の草取り

7月7日

写真1 M.Hirata 三翠会(C)
 三翠会の会員が米作り体験をする共同田の田の草取りと、あわせて水路等の生き物調査を行いました(写真1)

写真2 M.Hirata 三翠会(C)

写真3 M.Hirata 三翠会(C)
 今回登場したのは、エンジン付除草機(写真2、3)。
これは早い!片道をあっという間に終わります。
難点が一つだけ、方向転換するときにはヨイショと持ち上げて行いますが、これがかなりの重量でした。

写真4 M.Hirata 三翠会(C)
 一方、人力の手押し除草機も手で取ることに比べたら雲泥の差です、腰に負担をかけずにスムースです(写真4)。 
しかし田の隅や手植えの箇所(田植機が入らない田んぼの四隅など)は、手取りで行いました。

写真5 M.Hirata 三翠会(C
 田の雑草はコナギが早くも登場です(写真5)。 稗(ヒエ)は小さくてまだ見分けががつきませんでした。 

写真6 M.Hirata 三翠会(C
 会のビオトープ池にはびっしりとヒルムシロが生えていました。(写真6)

写真7 M.Hirata 三翠会(C)
 ちょっと取ってみましたが、1/3程度しか取れませんでした(写真7)。 
根がしっかり生えていてなかなか思うように抜けませんでした。


(参考)…かつては水田の強雑草だったが、農薬(除草剤)の普及で激減。現在、茅ヶ崎市内で見られるのはタゲリ米の産地だけ。…写真&解説は三翠会ブック
レットより

写真8 M.Hirata 三翠会(C)
 ■さて、水生調査の結果は、フナ、ドジョウ、モツゴなどの他、モクズガニもいました(写真8)。

写真9 M.Hirata 三翠会(C) 2009年9月撮影
 ウシガエルは相変わらず、共同田、ビオ池横水路にいました(写真9)。 

写真9 M.Hirata 三翠会(C)
 ビオ池の横水路(主幹排水路)にはモツゴをはじめとした魚類が殆どいなかったのが気になりましたが、作業中に多く見かけたのが、カエルになったばかりのカエル(おそらくアマガエル)。中でもまだしっぽがあるカエル(写真9)は、顔もオタマジャクシのようなカエルのような・・・何とも可愛いですね。

近隣の田では、小出川に親しむ会の皆さんも田の草取りをやっていましたが、こちらは人海戦術でした。餅田と黒米田の2枚をすっきりやり終えていました。
参加された皆さん(鈴木さん、小西さん、平岩さん、吉田さん、熊澤さん、平田)お疲れ様でした

写真&レポート M.Hirata  編集T.Sakurai

2012年7月6日金曜日

上智大学の授業「持続可能な社会づくりと環境教育」で三翠会の取り組みが紹介されます。

昨年、会員の一員としてタゲリ米の活動を卒業研究にまとまられたIさんをご指導頂いた吉川まみ先生(東京都市大学特別研究員、上智大学講師)が、上智大学で「持続可能な社会づくりと環境教育…社会的弱者優先の思想と現実をつなぐ実践事例に学ぶ」をテーマとした講義を行なっています。その中で、国内外の様々な取り組みとともに、タゲリ米の活動について以下の様な内容で、一時限をさいて紹介していただきます。


8.持続可能な社会づくり実践事例(5)国内編:衰退産業従事者を優先して
(市民グループの“生き物ブランド米”の取組みよる、経済と自然保護の好循環)



●先生の講義概要によると、「1982年の地球サミットをきっかけに、環境問題は経済活動と開発や、その他国内外の様々な社会問題と不可分の関係にあることが広く知られるようになり」、

「1997年の国際会議では、「環境教育」を「持続可能性のための教育と呼んでもかまわない」と宣言され」

さらに、
 「2010年3月11日東日本大震災を経験した日本で、安心安全で持続可能な社会の構築と、その担い手育成という意味での環境教育の役割と意義はますますその重要性を増しています。」

講義では、「 ”(社会的弱者優先)の思想が、持続可能な社会づくりへの取組みの中でどのように活かされているのか」を、国内外の事例… 震災被災者、障害者福祉、学校教育(子どもの貧困など)、高齢者福祉、タゲリ米の活動による都市近郊小規模農業、川崎・四日市の公害克服の歩み、ジャマイカ&ドミニカ共和国、インド先住民での持続可能な社会援助の取り組みなどの紹介…を通して、「環境教育はいかなる役割と意義を持つのかを」考え、学んでいくそうです。


環境について学ぶことは、公害の防止や自然保護にとどまらず、貧困や経済格差の解消、持続可能な産業や地域経済、負荷や危険をもたらさないエネルギーの確保や開発など、持続可能な社会のための様々な課題と切っても切れないのですね。

確かに、タゲリと田んぼを守る活動でも、地産地消や地域文化、学校教育、都市環境の保全、防災、エネルギーなど、…社会の持続可能のための様々な課題が繋がっていることを感じます。



参照元 上智大学 授業シラバス(学習計画2012/05/30 現在 より


編集 T.Sakurai