2011年8月25日木曜日

8/13 稲の開花を観察する

8月13日
イネの開花をじっくり見る!

皆さん
イネの開花をじっくり見たことがありますか?
開花といっても殻が閉じ雄しべがだらんと下がっているところ(開花が終わったあと)はよく見ますね。

写真1
●しかし開花時は、籾殻がぱっくり2つに割れ(当然ですが中はまだお米はなく空っぽです)雄しべがぴょ~んと真っ直ぐに出てきます(写真1:穂の左の列)。

写真2
●雄しべの先の葯の色も白ではなく淡い黄色です。次の拡大写真2中央には、周囲がギザギザの白く舌のようなもの(これに花粉がつく、つまり受粉場所、雌しべ?!)まで見えていますね。開花の瞬間に受粉するのだそうです。
●黒米も次々と開花しています(写真3~5)。まさに田んぼの花ざかりといったところでですね。
以下にネットで調べた開花に関する記事が有りましたので、載せておきます。

【開花・受粉】
  • 出穂が始まると、その日のうち、または翌日には開花・受粉が行なわれます。開花といってもイネの場合、花びらはありません。
  • 穂が出ると、すぐに頴(エイ…のちに籾となる部分)が開き、白っぽいおしべが出てきます。これがイネの開花で、晴天の場合、午前10時ごろから14時ごろまで、曇りや雨のときには16時くらいまで続きます。開花は稲穂の先端から始まり、穂全体が開花するのに、1週間程度かかります。
  •  受粉は開花の瞬間に行われます。イネは自殖性植物であり、おしべの先の葯が破れて、花粉が飛び散り、自家受粉を行ないます。受粉は開花すると2~3時間で完了し、受粉が終わると20~30分で花は閉じ、再び開くことはありません。
  • 短い開花ですので、観察する場合は見逃さないように注意する必要があります。

写真&レポート by M.Hirata

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